病院名:日野病院組合 日野病院
住所:鳥取県日野郡日野町野田332番地
病床数:一般病棟99床
診療科:内科 血液内科 総合診療科 心療内科 神経内科 小児科 消化器内科 呼吸器内科 糖尿病内科 循環器内科 人工透析内科 外科 整形外科 泌尿器科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 皮膚科 心臓血管外科 消化器外科 脳神経外科 女性診療科
日野病院の入院患者年齢層
※この円グラフは日野病院様の令和4年度病院年報内の70ページから引用しグラフ化したものです。
※グラフから読み取れるように80歳以上の患者が65%を占めています
特長:高齢化率の高い中山間地の中核病院として、地域住民のニーズにあった医療、保健、福祉のサービスを行い、信頼される病院を目指されています。急性期医療から訪問診療まで、地域医療で安心して暮らしていける地域づくりへと、かかりつけ医と救急の役割を担っています。以上のように高齢者の方が多く入院しておられ、日野病院からの退院先としては自宅または介護保険施設等の施設になっています。
転倒・転落のインシデント割合が、病院内でインシデント一位の薬剤と変わらないくらい高かったため、何か対策を行い転倒転落予防をしなければならないと考えていました。原因としては、高齢者の入院が多い、認知症患者の入院によるADL低下やリハビリ拡大期における転倒リスクが高く、対策として離床や起床をお知らせしてくれるセンサーを活用しています。しかし、離床を検知をしても転倒転落予防には繋がらなかったため正確に起床を検知できるMittellを導入しました。
床センサーマット(離床検知用)
クリップセンサー(起床検知用)
●ベッド上の患者の動きは分からない。
●転落リスクを軽減する対策にはならない。
●反応するタイミング=離床時のため、ナースコールが鳴ってもすでに居室を離れているという事例が生じていました。
●患者がセンサーを跨ぐことで正確に検知できない場合がありました。反対に跨がれることで転倒リスクが高まっていた。
●端座位中の不要なナースコールが発生していました。
●マットを敷いていないサイドから離床する患者を漏らしてしまうことがありました。
●患者が拘束感や違和感を覚えてセンサーを外してしまうことが多く、転倒防止には十分な効果を発揮できていないケースがありました。
●寝返りなどの動作でナースコールしてしまうこともありました。
弊社の提案する「Mittell」は、非接触型の起床・離床検知センサーであり、従来の床センサーマットやクリップセンサーが抱えていた問題点を解決する革新的なソリューションです。「Mittell」は非接触式センサーであるため、患者に負担をかけることなく、自然な生活環境の中でナースコールによる早期対応を実現します。Mittellは的確に起床動作を検知することが可能ですので、特に転倒リスクの高い患者に対しては、立ち上がる前にスタッフが駆けつけることで、事故を未然に防ぐことができます。
さらに、「Mittell」は従来の床センサーマットのように患者が跨ぐことでの反応漏れを防ぎ、ベッド両サイドからの離床にも対応しており、より効果的な見守りを実現します。これにより、転倒・転落や事故のリスクを軽減し、ヒヤリハットの削減に大きく貢献します。総合的に見て、「Mittell」は安全性を高め、スタッフの負担を軽減する信頼性の高い転倒防止ソリューションであり、施設の安心・安全な運営に大いに役立つと評価されています。
※最適なプラン・・・設置方法が3種類(床置きタイプ、ベッド固定タイプ、壁面固定タイプがあり、病院様に合わせたご提案をします。
行動の早い患者では、床センサーマットが鳴って看護師が訪室するまでに時間がかかると、転倒・転落リスクが高まります。そのため、起き上がりの段階で検知してお知らせしてくれるミッテルが効果的です。Mittellは早めの対応を可能にし、転倒・転落リスクの軽減に役立つと思いました。
従来の床センサーマットは、端座位でも反応してナースコールが鳴り続けてしまうことがありましたが、Mittellは正確に離床をお知らせしてくれるため、より効果的だと感じました。
Mittellは、患者に合わせて起床・離床の検知タイミングを早めたり遅らせたり調整が可能なので、適応できる患者が多いと感じました。
従来の床センサーマットは、看護時に踏んで誤報につながることがありますが、Mittellは患者の頭部を正確に認識し見守りができるため、誤報が減少します。
設置位置が頭部側にあるため、ベッド周りがスッキリして患者が自らセンサーをはずす、躓いたりするリスクへの対策に繋がると思いました。
一般病床(内科、外科、整形外科、眼科)+ 地域包括ケア病床)
一般病床(内科)
端座位で過ごす患者や、リハビリ期での離床を進める際は、転倒予防が非常に重要です。従来の床センサーマットでは、ナースコールに駆けつけると、患者がベッドからすでに降りており、転倒の危険性が高まっているケースがありました。Mittellにより、患者の行動を早期に気づくことができ、迅速な対応が可能となり、このようなヒヤリハットを2件防ぐことができました。もし、骨折が起きていたとすれば、病院側と患者の双方に、コスト面と身体面において大きな負担がかかっていたと考えられます。また、Mittellを使用することにより、患者に拘束感を与えることなく見守りができることで、精神的な負担の軽減、患者の尊厳を守ることにも繋がります。ベッド上や周囲もスッキリし快適な療養環境の実現に繋がっています。